ユカリのバイブレーション論
- 2012年11月16日
- ひとりごと
『音』のテーマとして、今の気持ちを綴りました.
無音室はかえって人工的な空間です。
人は無音の状態に恐怖を感じる、と言われています。
しかし、無音室に入って初めて、肉体の中にも音が発生していることを感じることができます。
私たち自身が、すでに音を発しています。
そこで、人工的、、と感じる音は特にモノとモノのぶつかった音、そ
して人間の感情が入った音、、、ということになります。
私は、クリスタルボウルを指導するときに一番徹している事は、
体が自然に動くように演奏する事=人間の意図的な意志をいかにに入れないで演奏するか、、です。
そして、レッスンは1回に3時間は続けてクリスタルボウルを叩かせます。
朦朧として、考えられなくなるくらいの状態で、その人の内側のアク抜きを行ないます。
卒業するまでには、演奏のときに完全に音と一体化が出来るように教えます。
たまにその意図が分からず、理論的に教える所へ習い直す生徒さんもいらっしゃいますが、
私は演奏のときの思考は、ノイズだと思っています。
人工的な音、ときに人が意図的に出す音には、その人の想念が入ります。
ですから、ここち良いモノと、乱されるモノが出てきます。
クリスタルボウルは、その音を拡散させる力があります。
ゆうに2キロは轟く倍音、そしてそれは宇宙を”こだま”するといわれます。
そんなパワー楽器ですから、奏者の意識レベルが命だと思っています。
私も常に”いかにクリアーな音に近づけるか!それがテーマです。
私の意識がどこにあるかで、その音が決まります!
ですから、これで”出来上がり”はありません。私の一生のテーマになるでしょう。
先日、ある新打法が演奏中に降りてきました。
この打法により、さらにクリアーな音が出せるようになり、今ではもう演奏中の部屋一面は、クリスタルの国のようです。
今私は、次のステージに入りました。
そんなことで、命題の『音』ですが、
人間の意図的に発する音すべてに、その音を発した人の意識=エネルギーが入ります。
その人を見ればわかる時代。
物腰、話し方、声、容姿、好みetc…すべての行為に音が見えて来る。
ただし、不協和音が悪い訳ではありません。
不協和音 によって大きなシフトやそれ自体を消す事ができます。
不協和音も宇宙の働きだと思います。
見ていると、不協和音によって流れを大きく変え発展して行くケースが多いのも事実です。
人間も自然の一部であります。
そして、自然中でも唯一、”私”を認識できる生き物。
人間ならでは出せない”神業”の音を追求してゆきたいと思います。
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